クレジットカードの審査に通るには

クレジットカードの審査に通るには

クレジットカードはどのように発行されるのか

クレジットカードとは、ショッピングの際キャッシュレスでの後払い決済が可能となるとっても便利なカードで、カード毎にポイントプログラムや旅行保険など、その他様々な特典が付帯しています。公共料金や携帯料金などの支払いなどもこのクレジット決済が可能となっていますし、インターネットショッピングをする方にとっては必携といえるでしょう。

 

しかし1,000を超えるカードがある中で、それらのカードを全ての人が持てるわけではありません。

 

クレジットカードによる決済とはカード会社が支払いを一時的に肩代わりしてくれるサービスであり、決済金額の合計が、毎月指定の銀行口座から引き落とされる仕組みとなっています。そのためカード会社にとっては「この人ならばきちんと口座入金をしてくれる」という信用(クレジット)がある人でなければカードを発行することが出来ません。

 

そのため、クレジットカード会社は申込者の信用度を測るために、独自に設定した所定の審査を儲けており、これにパスしなければカードを発行してもらうことは出来ません。

 

この審査とは、雇用形態や年齢、年収や家族構成などの項目をウェブ上、あるいは書類に入力・記入してもらいカード会社独自の採点基準で点数化(スコアリング)します。その点数が申し込まれたカードに設定された合格点をクリアしていれば、晴れてカード発行、となります。

 

一方で、カード発行のために設定された審査基準は公表されておらず企業秘密となっており、審査に落ちてしまった場合でも何故落とされてしまったのはカード会社に問い合わせても教えてはくれません

 

同じカードでも発行しているカード会社が変われば審査の基準も変わりますし、カードの種類やグレードによっても合格点は変わってきます。

 

ここでは、これからカードを作ろうとしているが不安のある方、あるいは審査に落ちてしまいその理由が分からない方のために、審査をパスするためにはどうすればいいのか、どのクレジットカードを選べばいいのかをアドバイスしていこうと思います。

 

審査の基準

これからクレジットカードを申し込もうとしている方にとって、まずクリアしておいてもらわないといけない最低条件がいくつかあります。それは

・18歳以上であること
・高校を卒業していること
・大学生、主婦を除き無職でないこと
・特定住所があること
・電話連絡がとれること

これらの条件は一つでも欠けているとカード発行の対象者とはなりません。

 

次に、申込者の雇用形態や年齢、年収や家族構成といった審査の属性に対してスコアリングがされますが、ここでは申込者の信用度を大まかに「Capacity(資力)」「Character(性格)」「Capital(資産)」という3つの指標に基づいて判断しています。

 

「Capacity(資力)」:一定の収入があるかどうかを見るための項目で、返済能力の有無を判断します。クレジットカード審査においては一番重視される項目です。

「Character(性格)」:真面目さや信頼性を見るための項目で、決められた返済日にきちんと返済してくれるかどうかを判断します。

「Capital(資産)」:返済能力を超えた支払いがあった場合、負債の担保となる土地やマンション、車、貯蓄などの資産があるかどうかを判断します。

 

審査の属性に対してこの3つの「C」を基にスコアリングし、カード発行可能かを判断するのです。それぞれの記入項目に対してどのような評価がつけられるのかが分かれば、自分が何故カードの審査に落ちてしまったのか、あるいはこれからどのような点に気をつければ審査に通るのかが分かると思います。

 

審査の属性

「氏名」
最も基本的な個人情報です。これが点数化されることはありませんが、結婚して苗字が変わってしまった方は、旧姓も分かるように書いておきましょう。

 

過去に旧姓でカードを作っていた経験があれば過去のクレジットカードの使用履歴(クレジットカードヒストリー)が残っていますが、新しい苗字では信用情報機関にデータが登録されていないので、過去のクレヒスが無意味になってしまうためです。

 

 

「生年月日」
これも氏名と同じく直接スコアリングの対象とはなりませんが、本人確認の際に必ずと言っていいほど聞かれる情報です。生年月日は本人であれば間違えようのないデータとして認識されているので、申し込み用紙のこの欄に訂正があったり、本人確認の際に間違えると不信に思われてしまいますので、間違いのないように記入しましょう。

 

 

「年齢」:Capacity(資力)
クレジットカードを作る上で重要な要素の一つがこの年齢です。年齢が若ければ年収や勤続年数が少なくても、今後きちんとカード利用・支払いをしてくれる社会人になってくれる、という期待値も含め、容易に発行してくれる可能性が高いです。

 

30代以降、金銭的に余裕がある世代になってくると評価は高くなり、グレードの高いカードも発行されるようになりますが、これからカードを初めて作る方に対しては、逆に年齢を重ねるごとに審査の目は徐々に厳しくなっていきます。60歳を超えて初めてカードを作るのは、ほぼ不可能と思っていただいていいでしょう。

 

 

「勤務先」:Capacity(資力)
スコアリングにおいて非常に重要な項目です。年収という項目もありますが、実はこの勤務先と勤続年数からおおよその年収は推察することが可能です。最も信用力が高いのはやはり解雇の心配が無く安定している公務員です。次いで直ぐに倒産する恐れの少ない一部上場企業や資本力のある大会社など、そして中小企業・自営業と続きます。

 

 

「雇用形態」:Capacity(資力)
仕事の雇用形態によって、評価が変わります。評価が高い方から正社員、契約社員・派遣社員、アルバイト・パートの順となっています。これは一般的にこの順番で収入が高くなり、雇用環境も守られると考えられるからです。

 

自営業に関しては、カード発行会社によって評価が高くなったり低くなったり分かれるようです。主婦の場合は配偶者の収入が審査基準となります。

 

 

「年収」:Capacity(資力)
クレジットカードの申し込み条件にも年収がいくら以上、といった記載があるカードもありますが、スコアリングにおいてはこの年収という項目は自己申告ですので実はそれほど大きな判断材料とはなりません

 

何故なら先にも書いたように勤務先と勤続年数でおよその年収というのはカード会社には分かってしまうためで、どうせ正確な年収は分からないだろうと適当な数字を書いてしまうと、実はバレバレでカード会社の心証が悪くなった、ということにもなりかねません。やはりここもある程度正直に書くのが一番です。

 

しかし最低でも年収は150~200万円はあった方がいいでしょう。年収による足切が200万円と設定されている会社もあるようなので、それより少なくなると返済能力が無いと判断されてしまい、審査に落ちてしまいます。それより少ない方でも誤差の範囲内であれば、年収200万円と書いておいて大丈夫でしょう。

 

一方、高額なキャッシング枠の設定やローンを組む場合には、支払い能力を証明するために年収を証明する書類を提出しなければならないので重要な項目となります。

 

 

「勤続年数」:Character(性格)
同じ会社で長く働いている人ほど、信用力は高くなり、スコアリングの点数も上がります。なぜなら、長く働いている人は今後も同じ会社で継続して働いてくれる可能性が高いと判断されるからです。逆に仕事をコロコロと変えている人は、性格や人間関係に問題がある可能性も疑われますし、安定した収入を継続できないと判断されてしまいます。

 

しかし最近ではキャリアアップのためにヘッドハンティングを繰り返すようなパターンもあるので一概には言えませんが、それでも勤続年数は長ければそれだけいいということです。

 

 

「家族構成」:Character(性格)
一人暮らしかどうか、あるいは配偶者、兄弟、子供の有無、親との同居など、家族構成は様々だと思いますが、これは審査に対し一定の基準があるわけではなく、年齢や居住形態など、他の項目と連動して判断されます。

 

同じ一人暮らしでも年齢が若い時と歳をとってからでは印象が全く異なりますし、親や配偶者、子供との同居も人数が多いほうが評価は高くなりますが、多すぎると生活費も高くなるため評価が低くなってしまうこともあります。

 

一般的には独身よりも既婚の方が評価は高くなる傾向にありますが、結婚していなくてもある程度の年齢であれば自由に使えるお金が多いので、高い評価をつけるカード会社もあります。

 

 

「電話番号」:Character(性格)
固定電話と携帯電話の二種類がありますが、固定電話を持っているならその番号は必ず記入しましょう。携帯電話を持っていない人は最近はほとんどいないと思いますが、家に固定電話があり、電話番号を取得していると居住の安定性が高いと判断され、信用力が上がり、スコアリングも良くなります。

 

 

「居住形態」:Capital(資産)
今住んでいる家が賃貸か持ち家か、また居住年数は何年くらいか、といったことが聞かれます。賃貸に比べ持ち家は資産としての評価が高くなります。家族名義であったとしても大丈夫です。

 

また、転居のしやすさ、という観点から見ると、仮に支払いの滞納があった場合、賃貸であれば逃げやすく、持ち家の場合は逃げにくいと考えられているので持ち家の方が評価が高いでしょう。

 

たとえ賃貸であったとしても居住年数が長ければ長いほど点数は高くなります。居住年数が長い人は今後も長く同じ場所に住み続ける可能性が高いと判断され、それだけ信用力も増します。

 

 

主な審査の属性はこのような項目ですが、この他信用情報機関に保存されている過去のクレジットカードの使用履歴(「クレジットカードヒストリー」:Character(性格)に相当)もチェックされ、過去に延滞履歴(事故情報)の有無や、現在他の金融機関からの借り入れがある場合は「返済期限を守れない人」あるいは「お金に困っている人」として認識され、評価が低くなってしまいます。